shogi

へっぽこ自戦解説。

http://kiftwi.net/r/ngLjMc7_コメントを付け忘れたので、その代わりに。我ながらへっぽこな将棋です(苦笑)。2 「2手目▽32飛」と呼ばれる作戦。元々は後手石田流の作戦として今泉健司三段(当時)が創案。個人的には好んでよく指すんだけど、経験が求め…

LSPA「日本将棋連盟による女流棋戦からの排除行為について」について

http://joshi-shogi.com/lpsa/news/kyukoku_20130408.html 以前まではまだはっきり主張したいことがあり、その解決のために行動を起こしている感じでしたが、今回はその主張が文章から消え去り、たぶんこれから起こす「具体的な行動」のために世論を得ようと…

LSPA発表「2月22日の日本将棋連盟会見と声明について弊協会の見解」について

http://joshi-shogi.com/lpsa/news/kenkai_20130227.html 取り急ぎですが。上記リンク先を読むかぎりでは、LSPAが連盟側の「提案」(添付1)を誤読しているように思いました。 連盟の「提案」というのは大雑把に言えば ① マイナビへの謝罪 ② 連盟との友好関…

よくわからないLSPA契約解除騒動について、よくわからないなりに考えてみる。

* いちおう新聞や一次情報等をもとに書いていますが、よくわからないなりに書いているので、事実誤認もあるかもしれません。その点を踏まえていただければ幸いです。1・経過 ① 2012年7月にLSPAが渡部愛を独自基準による女流3級としてプロ認定、他の女流…

三番勝負 藤森哲也四段 vs 永瀬拓矢五段

先手をとった藤森四段が▲26歩からのゴキゲン、角交換振り飛車封じを再採用。永瀬五段は前局の向かい飛車ではなく、▽44歩を突かない四間飛車に組む。17手めの▲33角成がどうだったんだろうという気はする。相手は▽32銀の進出と角道オープンを両立させ…

永瀬拓矢五段 vs 木村一基八段

先手永瀬五段の初手▲56歩からの先手中飛車(木村八段が純粋居飛車党であることを見越したうえで、▽14歩問題が解決していない石田流にしないための手段かなと思う)。角交換型になり、先手が良くなるものの、木村八段の攻めを見て自信をなくしたのか最終…

佐々木勇気四段 vs 藤森哲也四段

矢倉の出だしから後手藤森四段が急戦を匂わせるも先手佐々木四段が拒否し、同型矢倉へ。入院中の門倉啓太四段が「藤森四段が同型矢倉で負けているのを見たことがない」という、なんとも凄いことを書いていたけど、詰めろを含む佐々木四段の猛攻をかなり受け…

渡辺明竜王・王座 vs 橋本崇載八段

A級順位戦では6期ぶりだという二十代対局。後手橋本八段がいままで採用してきたノーマル三間飛車を止め、角交換振り飛車を選択。渡辺竜王は手に乗って固める方針で4枚矢倉に固め(竜王はここらへんの手作りが非常に上手い)、後手は飛車交換からの受けやす…

五番勝負 渡辺明竜王・王座 vs 羽生善治二冠

後手羽生二冠の角交換四間飛車。そこから持久戦模様となり、羽生二冠が珍しい待機戦術をとったのに対し、渡辺王座が着々と自陣を固め、積極的に打開を図りに行く。竜王戦の大石-永瀬戦に似た構図だなと思っていた。待機戦術が不本意だとしたら▽63金が▽22…

予選 甲斐智美女流四段 vs 植山克行六段

タイトル陥落など、最近「精彩を欠く」などと評されがちな甲斐女流四段。それでも里見女流四冠が奨励会との重籍のため男性タイトル棋戦に参加できず、代わりに参加させてもらえることは幸せなこととはいえる。 甲斐女流の石田流はいつも通り、植山六段が左美…

挑戦者決定戦 里見香奈女流四冠・奨励会初段 vs 本田小百合女流二段

いつかはあるとは思っていたものの、里見香奈初段が初手▲26歩を選択。とはいえ、そこから一手損角換わり→早繰銀→後手右玉風四間飛車と進行していったので、けっきょくいつもと似た将棋(振り飛車の居飛車側を持つパターン)になったともいえる。しかし、本…

王座(60)挑戦者決定戦 羽生善治王位・棋聖 vs 中村太地六段

・ 今年で5局目となるカードだけど、まだ中村六段が1勝も出来ていない状況。気分を変えて振り飛車とかもあるかなと思っていたけど、今回も横歩取りを採用。▽95飛と回ったあたりに中村六段の「意地」を感じたけど、投了直前の▽89歩成に誤算があったのか…

達人(20)準決勝戦 森内俊之名人 vs 加藤一二三九段

・ 加藤一二三九段が後手で雁木を採用。勝率の関係であまり採用されない戦法だけど、先手角切りの攻めが無理気味だったらしく、後手が勝勢に近い状況に。加藤九段vs羽生前名人という、シニア棋戦らしい決勝戦の実現かと思いきや、なんと加藤九段が二手指し(…

竜王戦(25) 大石直嗣四段 vs 永瀬拓矢五段

後手になった永瀬五段がゴキゲン中飛車かと思いきや、二手損向かい飛車をチョイス(レグスペではなく、▽33桂▽53銀型の、いわゆる升田式に近い形)。最近はゴキゲン以外の戦法も採るとのことだけど、自分から動けず千日手を誘っているようではどうかとい…

加藤桃子女流王座

上田初美女王

里見香奈女流四冠

NHK杯(62) 中村修九段vs阿部健治郎五段

相居飛車の予想だったけれど先手中村九段が3手目で四間飛車へ、三間飛車にしようする阿部五段を早めの5手目の▽22角成で牽制、四間飛車対向かい飛車(一旦停車型)の戦いに(研究負けを警戒したんだと思う)。互いに飛先を交換し、まだまだというところで…

銀河(21) 飯島栄治七段vs中村修九段

後手の中村九段がレグスペを選択、さらに角交換からの▲77角に▽12飛と寄って我慢。一見先手が攻めて良さそうなのにそれがもどかしいほど決まらず、▽64角からの逆襲に成功。最後はフシギな受けを間に挟んで手を稼ぎつつ、確実に寄せ切って勝利。壁銀の恐…

マイナビ女子オープン(6) チャレンジマッチ

現時点で公開された棋譜を見る限り、前回の女流王座戦予選と同様、全体的に相振り飛車が多かった印象。ほかならぬ私自身が振り飛車党だったりするし、アマチュアや女流棋士は比較的振り飛車党が多いから仕方ないという見方もあるんだろうけど、こうも多いと…

王位戦(53)挑戦者決定戦 渡辺明竜王vs藤井猛九段

前対局に引き続き藤井九段が四間飛車藤井システムを採用したのに対し、先手渡辺竜王が▲55角と出て、変則的ながら急戦を牽制する形に。小さな駆け引きや仕掛け等が入りつつ夕方頃まで固め合う長い展開へと進む。藤井九段のほうに不利な要素(持ち駒、残り時…

最強戦(6) 菅井竜也五段vs三浦弘行八段

▲76歩▽84歩となったので先手の菅井五段が中飛車…と思いきや、▲68銀と上がって矢倉、更に5筋の歩を交換、さらに46にいた銀を57→56と繰り替え、ゴキゲン中飛車との要素をミックスしたような矢倉中飛車に。後手の矢倉が相当固い一方、先手もなかな…

NHK杯戦(62)一回戦 中田宏樹八段vs瀬川晶司四段

横歩取り最新型のスタートから先手中田八段が銀頭を狙う▲24歩で早めの揺さぶりをかけるも、後手瀬川四段は金銀を押し上げる将棋で敵の右辺を圧迫、形勢を有利な状況へと運んで行く。しかし優勢になってからの応手がまずかったようで(解説の豊川七段が▽2…

最強戦(20)Dブロック 杉本昌隆七段vs阿久津主税七段

升田式石田流の出だしから先手杉本七段が▲68金から金を繰り出す急戦策を取り、じっくり指す方針だったと思われる後手阿久津七段が一度苦しむ状況に(阿久津七段曰く▽94歩の手抜きが裏目に出たとのこと)。ただ、▲36歩(図)と受けたところで▲55角→▲…

女流王座戦(2) 一次予選メモ

一番感心したのは長谷川優貴女流二段。一局目のゴキゲン中飛車に続き、二局目の相振り飛車も角道を止める向かい飛車+矢倉で、四間飛車に転換して金無双の欠点を突く形を取って勝利。もちろんマイナビオープンで披露した大野流やレグスペが無意味ということ…

銀河戦(20) 長沼洋七段vs畠山鎮七段

先手中飛車調の出だしから▲88銀と上がり(振り飛車だとしたら銀の位置が不自然)、さらに▲26歩をついて5筋を突いた状態から角交換を誘う。角交換のリスクを背負うのは先手も後手も同じことだけど、結論からすれば後手は▽44歩と止め、矢倉に持って行く…

最強戦(6) 豊島将之七段vs橋本崇載八段

twitterで「草食対肉食」という表現を見かけたりもしたけど、前年度順位戦の昇級者という共通点があったりもする二人。将棋世界の「昇級者喜びの声」として、二人とも不調の克服を口にしていたのが印象的だった。 以下「将棋世界」2011年5月号からの引用。…

銀河戦(20) 橋本崇載八段vs北浜健介七段

寝不足で途中ちょっと寝てしまったので(苦笑)、観たところだけを。▲76歩▽34歩に▲66歩と突く「橋本シフト」から▽62銀となり、石田流本組の進行へ。後手北浜七段が銀冠から穴熊へと移行し、一時膠着しかけるものの▽92飛となったタイミングで橋本八…

女流王座戦(2) カロリーナ・ステチェンスカさん(アマチュア)vs千葉涼子女流四段

対局がさきほどの激闘のおよそ二十分後という、カロリーナさんにはちょっと酷な対局(対局と対局の合間にメディアの囲み取材もあったらしい)。銀を早繰りするちょっと変わった先手中飛車に対し(「5五の龍」に出てきた後手番中飛車にも似ている)、千葉女…

女流王座戦(2) カロリーナ・ステチェンスカさん(アマチュア)vs高群佐知子女流三段

カロリーナさんはポーランド出身の大学生。2008年ごろ、漫画の「ナルト」をきっかけで将棋をはじめ、フランスで行われた国際将棋フェスティバルで4位(女性としては最高)を獲得した実力者。プロ志望であり、10日前に来日し、将棋道場で特訓を積んでいたと…