達人(20)準決勝戦 森内俊之名人 vs 加藤一二三九段

・ 加藤一二三九段が後手で雁木を採用。勝率の関係であまり採用されない戦法だけど、先手角切りの攻めが無理気味だったらしく、後手が勝勢に近い状況に。加藤九段vs羽生前名人という、シニア棋戦らしい決勝戦の実現かと思いきや、なんと加藤九段が二手指し(一回席を立って戻ったところ、相手が指したと勘違いしてもう一回指してしまったらしい)。内容が内容だったがゆえに、悔しすぎる反則負け。
・ twitterの反応を見たけど、二手指し自体は加藤一二三九段ならではというものではない、状況として(数年に1度程度だけど)ありうる反則で、それを「伝説」と呼ばれてしまうのは、ちょっとヘンかなという気がする。あと最近鰻ではなく寿司を頼んでいるのは出前してくれるお店のなかで美味しい鰻が食べられるお店が無いんだとか、そういうことを「将棋世界」でおっしゃっておりました。
・ これで決勝戦は森内名人vs羽生前名人というビッグカードに。公開対局で本意気の矢倉・角換わりも考えられなくはないですが、森内名人の四間飛車を予想します。