佐々木勇気四段 vs 藤森哲也四段

 矢倉の出だしから後手藤森四段が急戦を匂わせるも先手佐々木四段が拒否し、同型矢倉へ。入院中の門倉啓太四段が「藤森四段が同型矢倉で負けているのを見たことがない」という、なんとも凄いことを書いていたけど、詰めろを含む佐々木四段の猛攻をかなり受けながらも、勝負手のような受けを連発、入玉を決めて勝利。プライドが為せる業なんだと思う。勝てる将棋と思っていたのか、佐々木四段が終局後、顔を伏せてうなだれていたのが印象的だった。順位戦を含め、将棋は技術じゃないんだとつくづく思う。