銀河戦(20)Aブロック 山崎隆之七段 対 戸辺誠六段

戸辺誠六段のゴキゲン中飛車に対し、定跡にとらわれない力戦を好む山崎七段が珍しく超速37銀→銀対抗→相穴熊というオーソドックスな展開に(「練習将棋では指しているのに、なんで公式戦では指さないんだ?」と言われていたんだそう)。ただ、山崎隆之はどこまで行っても山崎隆之だった。相手の左金を牽制するために▲98香を上がってから(▲99玉といかず)▲86角、さらにその角の睨みを活かして▲64歩と打ち、65にいた飛車を封じ込めてしまう。いずれホームページにもアップされるだろうから詳しくはそっちを見て欲しいけど、山崎七段のほうが一枚上手という印象だった。激しい攻め合いの展開から後手玉に匕首を突きつけてから受けきり、山崎七段らしい勝利。