王位戦(53)最終局:牧野光則四段vs藤井猛九段

後手藤井九段の藤井システム四間飛車に対し、先手牧野四段は五筋位取りを絡めた急戦へ。先手の構想は悪くなかったと思うけど、46手目で54の歩を取られたことが純粋な二手損となってしまい、その損が従来かけるべき手(▲68銀と▲96歩)に手をかけられず、早い決着となってしまったようにも映る。白組優勝となった藤井九段が挑戦者決定戦進出。