「おねえさん」

先輩のことは最初は「○×さん」、次第に略して「○ちゃん」と他の人に呼ばれていることに倣って「○さん」と呼ぶようになった(意識して呼んだというより、うっかり口が滑ってそう言ってしまったのだが、先輩が全く意に介さないような感じだったので以来そう呼ぶようになった)。心の中では「おねえさん」と呼んでいる。世話好きなアネゴ肌で、女性の後輩からは「○×のお姉さん」と実際に呼ばれたりもするのだが、いちおう異性である自分が職場でそう呼ぶのもヘンだろうと思い、呼んではいない。
私は基本的には「加藤君」だが、主に女性の上司から「加藤ちゃん」と呼ばれたり、いちど先輩から「加藤様ぁ〜」と呼ばれたりもした(ちなみにだが、私が異動するまで、私が年齢的にも勤務期間的にも一番偉くない人だった)。思い返すと、つくづく楽しい職場におったんやなと思う。