橋本崇載八段vs佐藤康光王将

個人的に好きな二人なので、わざわざ有料会員に入会してまで鑑賞。先手橋本八段の向かい飛車(やや意外)に佐藤王将が三間飛車穴熊で対抗(最近の佐藤王将、成り行きとはいえ後手石田流の採用率が特に高い印象)。▲28銀まで引きすぎるのは受け過ぎなんじゃないかなぁと思って見ていて、その後も橋本八段が防戦一方の展開が続く。そのなかで▲18金が馬殺しの好手で、相手にめぼしい駒も無いし、このまま受け切りかというところで、佐藤王将が全然諦めてないどころか、桂のタダ捨てを含む連打から詰ましにかかり勝利。たぶんトーナメント戦や早指し棋戦ならばおそらく▲18金で決まっていたと思うけど、それぐらいでは勝ちとならないのがA級順位戦ということなんだと思ってしまう。恐ろしい世界…。