甲斐智美女流四段 vs 佐藤天彦七段

先手甲斐女流の石田流に対して後手佐藤七段が一筋位取りで対抗。甲斐女流は端歩突きをムダにさせようとばかりに銀を敵玉頭に進出させるも、一度交換した飛先の歩を▲75歩と謝ってしまったのがマズく、残念ながらカッコ良くなりきれなかった。とはいえ、甲斐女流の思い切りの悪さというのが少し気になっていたので、今日の将棋は復活の端緒なのかも、という気もした。思い切りが良過ぎて無謀になってもダメだけど、今日の▲45銀のような勇敢さを一局のなかで続けて行く力がつけば、またタイトル戦線にも帰ってくるでしょう、と思いつつ、感想戦を見てほっこり。