石巻へ・1

5時頃起床。昨晩撮った写真をブログにアップし、6時半頃外出。

この旅行自体はっきりした計画が無く、当然特に何かを考えるわけでもなく仙石線石巻までの切符を購入、820円。途中、松島海岸から矢本までは電車が動いていない区間があり、代行バスが走っていると仙台駅の時点で知る。「高速バスにすれば良かったか・・・」と思いつつ、既に切符は買ったし、時間は余っているぐらいなのでこのルートで行く。電車を一度乗り継ぎ、松島海岸まで向かう。代行バスの発車まで30分ぐらいあったので、限られた超のつく短時間で松島を見る。「絵に書いた絶景」と言うが、あれこそまさに文字通り「絵に書いた絶景」なんだろう。朝8時なので店もフェリーもやってなかったが、良くも悪くも「観光地」という印象を受ける。

代行バスに乗る。あくまで電車が入れない各駅の「代行」なので、高速ではない一般道路を通るのだが、窓の外の風景は意外にものどかな感じがした。「意外にそういうものなのかな」と思っていたら、代行区間駅の一つ、野蒜駅に到達する前で、一つの風景を目にした。順番が前後するが、自分の二つのツイートを引用しておきたい。

写真は撮れませんでしたが、倒れた電信柱、壁が破れ、ガラスが破れ、一階がえぐれた家家(ブルーシートで覆いがしてある所も)、多少覚悟はしていたつもりでしたが、突然の光景でした。バスの中もキョロキョロする人を見かけました。
(2012年3月19日 - 9:22)

・・・着いてませんが、着きました。何ですか、全然全然まだじゃないですか。野蒜駅通過。
(2012年3月19日 - 8:46)

 ちなみに野蒜駅のタイル壁もヒビが入り破れていて、駅のホームの表示板がぐにゃっと曲がっていた。隣のヤマザキデイリーストアも経営不能状態。断言は出来ないけど、電車というインフラが失われていて、人が入りにくい状態になっているからなのだろうか。冒頭からショッキングな光景だった。