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将棋 カロリー
 ほぼ関係ないと思います。羽生善治王位・棋聖がよく1局の対局で1kg位減るということを仰っていますが、佐藤康光王将が仰るにはそれはあくまで水分であり、1〜2日程度で戻るんだとか。勿論持ち時間によっても違いますが、中継ブログなんかを見る限り、夕食休憩のある1局で平均1〜2リットルぐらい飲んでいる印象。同じ羽生世代に比べて、タイトル戦経験数の圧倒的に多い羽生善治さんの白髪の多さは正直気にはなるのですが、運動的なものとはテイストが違うように思います。
女流vsアマ
 一般論として。現在女流四冠の里見香奈さんが奨励会初段、女流王座の加藤桃子さんが獲得当時1級。また香川愛生女流1級が女流から奨励会に転籍した際、5級で合格していますので、一般的に女流棋士の棋力は大体奨励会級位者クラス、と自分では考えています。プロになるための制度が頻繁に変わっているので単純には言えませんが(プロ入り後に棋力を落とす方ももちろんいらっしゃると思いますので)、名人戦リーグや将棋連盟主催の女流棋戦の決勝トーナメントに残るぐらいの棋士ならばほぼこれぐらいと考えて間違いないかと。
 よくテレビを見て「女流の将棋はヒドい」「あんなのだったら俺にも勝てる」とすぐに言いたがるオジサマがいますが、奨励会でも級位者ぐらいだと(あくまで岡目には)ヒドい将棋を指している人は案外いますし、カロリーナ・ステチェンスカ アマ(実力三〜四段程度)が二つの女流棋戦で予選突破を出来なかったことを踏まえると、現実にはアマチュアでも四〜五段以上は無いと平手で楽勝とはいかないと思います。
 現実に女流棋戦を見ていても、アマチュアが楽勝という感じはしません。唯一マイナビオープンの決勝トーナメントに残った中澤沙耶さんの場合でも、相手が振り飛車党であることを見越したうえで引き角戦法を連続採用するなど、相手にラクをさせないための工夫を随所に感じます。